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演目

Grandscape(グランドスケープ)浜名湖 

浜名湖・浜松周辺地域の伝承、歴史などをモチーフにして、
”再生”をテーマにした光の作品をお楽しみください。

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1.ダイダラボッチ伝説

遠州の山奥 秋葉山に住む、雲をも超える巨人ダイダラボッチ。転んだ拍子についた手の窪みに涙が溜まり「浜名湖」が誕生したとも言われている。また、担いでいたもっこを放り投げ、こぼれ落ちた土は、Grandscape浜名湖の舞台となる内浦湾にそびえる「大草山」になり、食べていたおにぎりに入っていた小石を吐き出し、浜名湖内の無人島「礫島(つぶてじま)」ができたなど、多数の逸話が残っている。

2.ガチャマン

浜松を中心とした遠州地方は、江戸時代から続く綿織物の産地。明治時代には浜名湖西岸の湖西市でトヨタグループ創始者 豊田佐吉が国産の自動織機を発明する。戦後間もなく織機をガチャンと動かす度に万単位のお金になる「ガチャマン景気」が訪れ、繊維産業は楽器・オートバイと並び、遠州の3大産業と呼ばれるまでに成長した。

3.ものづくりの街

豊田佐吉の自動織機の技術は、オートバイ、自動車へと今に続いている。同時に、山葉寅楠が国産オルガンを開発し楽器産業も栄えていく。その技術は、戦時中、軍需物資の生産へ転用される。戦後は、YAMAHA、HONDA、SUZUKI、KAWAIなど世界を舞台に活躍する企業が牽引し、中小・ベンチャー企業も含めた集積地「ものづくりの街」として栄えている。

4.遠州織物

江戸時代に綿栽培が始まり、農家の閑散期に織られはじめた「遠州綿紬」。遠州木綿とも言われ、日本の四季を表した素朴な色合いと縦縞の柄が特徴的。その後、自動織機の開発により、綿や麻などの天然繊維を中心に、風合いや美しさに定評がある多種多様な広幅織物にも発展。国内トップレベルの技術力を備える綿織物の産地となった。
 

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5.浜松大空襲

旧日本陸軍の航空基地があり、軍需物資の生産都市であった浜松市は、1944年から計27回の空襲を受けている。1945年6月18日未明の大空襲では、約65,000発の焼夷弾が投下され、家屋15,000戸以上が全焼。それは地方都市でありながら、全国第6位となる甚大な被害となった。

6. 遠州舘山寺手筒花火 

江戸時代から遠州地方に伝わる「手筒花火」は、浜名湖からも程近い愛知県豊橋市が発祥と言われる。竹に縄を巻き火薬を詰めた手筒花火を抱えながら行う噴き上げ花火。時に10数メートルの高さまで吹き上がり勇壮さが特徴。舘山寺では、一度途絶えてしまった祭りを50年前に当時の青年会が中心となり呼びかけて、復活させ、近年では、遠州舘山寺手筒花火保存会により、年に2回(例大祭、元旦祭)地元の愛宕神社の奉納花火を中心に伝統が引き継がれている。

舘山寺_手筒花火.jpg

7.音楽のまち 光のまち 浜松

世界に名だたる楽器メーカーYAMAHA、KAWAI、Rolandが本社を構える浜松市は、「音楽のまち」としてユネスコの創造都市ネットワークの音楽分野に加盟し、市民の音楽活動の支援や音人材の育成に力を入れている。また、浜松出身の高柳健次郎氏が世界初の電子式テレビを発明して以来、浜松ホトニクスをはじめ世界をリードする光・電子の技術や人材を「光のまち」として生み出し続けている。

制作

■ 企画・プロデュース 

菱沼妙子(Visions Inc.)

■ 構成

菱沼妙子 花房伸行

■ 演出

花房伸行

■ 振付

宮村さき

■ 制作

勝村紘子

■ 照明

宮川辰雄 (株)共立

■ 照明プログラミング

濱田昌俊 (株)リトラスタジオ

■ 音響

山岸功治 (株)共立

荒田計幸 (株)共立

木田麗香 (株)共立

■ 浜松・技術スタッフ

袴田誠司(有)サン・ステージ

■ WEBサイト制作 

三井いくみ、水野早紀、西山夕香子
(株)mocha-chai

■ 映像撮影・編集

渡邉岳生、石川裕介、脇田豊
島村亮太、柿木春乃

■ スチールカメラ

鈴木裕矢 Arrow(株)

出演者

■ 出演者

宮村さき、中村瑞乃

湊江梨奈、田村彩乃

目黒真帆、米山楓
繁昌楓、松本ユキ子

山本えりか

■ 遠州舘山寺手筒花火保存会

倉田 和仁、中山 均

桔川 七男、新村 幸一

影山 訓之、新村 直之
新村 恵司、中村 健一

桔川 隆行、野中 崇宏

澤田 昌吾、新村  満
鈴木 康正、阿部 邦彦

岩本 英孝、鈴木 高弘

■ ナレーション 

仲台吉一

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